アイコンタクト

アスペルガーの特徴に、
目と目をあわせられないと言うのがある。
これは自分がアスペだと気がつく前、
中学生の頃より違和感があった。
本を読んで、やっぱりそうだったのかと思った頃には、
ほぼ、自力で克服できていたと思う。

中学時代に人と目を合わせると、
何かまずいものでもみたかのようにそらしてしまっていた。
まるで目と目が磁石の同じ極のように、
アイコンタクトを弾いてしまう。
つまり、それまでは自分が人の目を
まるで見ていないと言うことにすら気がついていなかったようだ。

「何故、目を合わせるのだろう?」
「何故、相手の人は平気そうなのだろう?」
「人の目を見てもいいのだろうか?」
他者と目が合うたび、体が緊張し、
とても気まずいような気持ちになった。
社会人になった頃から、
どうやら他の人は自然に目を合わせ、
それどころか話すときは相手の目を見ないのは失礼に当たるらしいと知り、
どうにか相手の目を見るように努力しだした。
しかし、「自然に」出来ない。
どのくらいの時間目を合わせていいのかわからず、
相手をじっと見すぎてしまい、
不愉快にさせてしまったこともある気がする。

それから更に15年くらいは努力し続けたと思う。
途中に様々な人生の壁にぶつかり、
自分を見つめなおし、
時には本を読んだり、カウンセリングを受けたりして、
自然にできるようになったと自分では思っているが、
本当に出来ているかはわからない。

 

 

ブログに添えた文章から

アスペルガーの特徴の一つに、
目と目を合わせられない(アイコンタクトが出来ない)
と言うのがあります。
私自身がアスペだと気がついたのは、
38歳ころだったので、
それまでに沢山痛い思いをして、そうせざるを得なくて、
私が自力で克服した(と、思っている)物です。