不眠症は心の問題だけではないですよ 身体からアプローチ編


不眠症になるとつい心の問題って考えがちですが、
実は体の問題である場合も多いのです。

赤ちゃんて最初は2~3時間ずつしか寝てくれません。
お年寄りも朝早く起きちゃったりしますね。
それは体力がないからなんだそうです。
そう、寝るのにも体力はいるんですよ。
私は5時間以上寝ると体中が固まってなかなか起き上がれなくなります。
腰も痛くなるし。

逆に長く寝てしまう人も問題はありますが、
それについてはまた今度。

「不眠症で薬を飲む前に読んでください」では

「足の血流が悪いと眠れない」と書きました。

その改善策として体操とマッサージを提案させていただきましたが、
ここではそれ以外に原因として考えられることと、
その対策について書きます。

まずその前に眠りの仕組みについて簡単に。

身体を調整する自律神経の
交感神経が働くと身体は目覚め、
副交感神経が働くと休み、眠くなります。
神経の興奮がずっと続くと、
交感神経が働きっぱなしになっちゃって眠れなくなるのです。

 

と言うことで原因として考えられるのは・・・

「神経を興奮させるものを好む」

 一般的に言う刺激物ですね。


コーヒーなどのカフェイン。
香辛料たっぷりの辛い食事。
ハードロックやメタルなど激しい音楽。
ビビッドな色。
刺激の多い友人たち。
タバコやアルコール。

これを当の本人に言うと、
「いやタバコがないとイライラするから」
「私コーヒーのカフェインは大丈夫なの。だから違うわ」
「メタリカ聞かないと落ち着かないから」
と、言い訳する人が多いです。

大丈夫って何が?大丈夫じゃないから眠れないんでしょ?
と、思いますがこれらは嗜好品。

言って素直にあらためられるなら問題ないですが、
改められないのは一種の依存症。
心の問題です。
その対策は明日書きます。

完全に止めなくても眠る前数時間はやめてみませんか?


「体のバランスが崩れている」
交感神経が興奮しっぱなしというのは、
夜になったら眠くなるという
自律神経の当たり前の働きが崩れている状態。

その他にも
「血流が悪い」
「体が冷えている(これも血流が原因)」

治療が必要です。

西洋医学では実は治せません。
(いや、治せるのか?治ったという人、聞いたことないけど)

治療には「鍼灸治療」「整体」「ホメオパシー」
「アロマセラピー」などが利用できます。

鍼灸や整体の治療師さんによると、
眠れないという人ほど治療を始めると
治療台の上ですぐに眠ってしまうそうです。

ちなみに
「鍼灸」は体全体のバランスを整え、凝っているところは緩める治療。

「整体」は凝り固まった体中の筋肉をもみほぐし、骨格のゆがみを直す治療。

「アロマセラピー」にもマッサージをしてくれるところがあります。
心だけでなく、筋肉や自律神経に働きかける作用があります。

「ホメオパシー」は基本的にレメディと呼ばれる薬を飲み、
「問題のある状態」を取り除く治療と思ってください。

どれも簡単すぎる説明で専門家の方、ごめんなさい。

これらは治療師さん一人ひとり技量が違います。
情報を集めて治療院を探し、
何度か自分で治療してもらって自分に合ったところを探しましょう。

私は治療費が3,000円前後のところへしか行きません。
(北海道十勝の相場です)
高いと何度も通えないからです。
そういう理由でアロママッサージは受けたことがありません。


お金がかかるのはちょっとという方には・・・。

・寝る前に体が温まる飲み物を飲む
牛乳が定番ですが、はちみつにレモンやショウガを加えお湯で割ったものもお勧め。

・深呼吸する
吸う息は交換神経(目が覚める)を活性化させ、
吐く息は副交感神経(眠くなる)を活性化させます。
仰向けに横になり吐く息を長めにするようにゆっくり呼吸します。
それぞれの楽な姿勢で構いませんよ。

・瞑想する
これ、実は上記の深呼吸と同じ作用があります
私は綿本彰氏のヨガの本についているDVDでしていますが、
例外なく寝てしまいます ←ダメじゃん

・肩のコリをほぐす
実は私は昨日これで熟睡できませんでした。
肩こりがひどくて寝ている間に
ぎゅうっと力を入れすぎて苦しくて目が覚めてしまいます。
これにも体操がお勧めです。

その他にも「食養生」とか言っていたらきりがないほど
色々な方法がありますが、長くなったのでこの辺で。

 

次は心からのアプローチです。