不眠症だけど薬は飲みたくないあなたに 心からアプローチ編 2


眠れない日が続いているけれど、
薬を飲むのには抵抗がある気持ち、
わかります。

私もそうでした。

私の場合は自分のことで苦しんでいた時ではなく、
子どものことで悩んでいた時に
薬の力を借りなければなりませんでした。

自分のことならなんとか我慢したり努力できるけど、
子どものことってもどかしくて、
それでいて、親にとっては一番気がかりです。
(TOP→「森歩き」→「息子」参照)

あなたは今、なぜ眠れないのでしょう?


一番厄介なのは原因がはっきりしない場合です。
漠然とした不安、どこから来るのかわからない怒り、
焦燥感・・・。

そういう状態で精神科や心療内科へ行くと、
睡眠導入剤と向精神薬を処方されるでしょう。

けれど、眠れないのは体と心が眠れない状態だから。
その問題を解決しないことには薬を飲み続けるしかありません。
それに向精神薬はすぐに効果が表れるわけではないようです。
数週間はかかったり、自分に合う薬を見つけるのに数年かかることも。

もちろん必要な薬は飲んだほうが良いでしょう。
でもそれは解決方法が西洋医学しかないと思っているからではありませんか?

この世にはたくさんの医療方法があり、
それぞれの得意分野があります。
時には西洋医学よりあなたの問題に素早く対応できるかもしれません。

そもそも人は自分の心のうち、
3割程度しか把握していないそうです。
全部覚えているとしんどいからだそうです。
あまりにつらいことは心の奥深くに沈ませて
思い出せないようにする力があるのです。
自分を守るために。

それでも理由のわからない不安や悲しみが沸き起こってくるのは、
心にも自然治癒力があるからではないかと、私は思います。
奥深くにしまいこんだ傷を治そうとしているのだと。

まずは鍼灸医に診てもらうことを勧めます。
体の状態が悪いと普段なら気にならないようなことで、
イライラしたり、不安感に襲われたりするからです。

鍼灸師と言っても流派によって全く違うと思ったほうが良いです。

私は一番細い針を使い、
脈診を見てくれる女性鍼灸師さんに診てもらっています。
どこがどう悪いか、東洋医学的な解釈を教えてくれます。

まずは電話などで問い合わせてみましょう。
どのような針を使い、脈診は見るか、説明はしてもらえるか?
自分がどのような理由で鍼灸治療を必要としているか伝えましょう。

次に心に働きかける方法は、
私の経験したものでは「アロマセラピー」と
「フラワーエッセンス」があります。

単なる「癒し」なら「ガーデニング」などで土に触れたり、
フエルト玉を作ったりと色々ありますが、
積極的に心に働きかけ、問題を解決する力があるのは、
私が知る中ではこの二つです。

「アロマセラピー」は本を読んだり、ネットで調べたりして、
アロマオイルを雑貨屋さんやネットで購入できます。

一番一般的なのは「ラベンダー」ですが、
産地や生産年によっても香りや成分が違ってきます。

注意点としては使いすぎると神経を活性化させてしまったり、
長期にわたると匂いになれてしまい、効果が薄れる場合もあります。

雑貨として扱われることがほとんどなので、
店に並んでいる状態で劣化しているものもあるようです。

これは好みが分かれ、いやだと感じる場合は、
効果がないと思いますので、
アロマセラピストなどに相談に乗ってもらうことをお勧めします。

「フラワーエッセンス」
花の波動を転写した液体を飲む療法です。
今ある状態をすぐに改善する場合もあれば、
心の奥深くにあった問題を浮き上がらせて、
その上で治癒させる場合もあるようです。

これは世界中でたくさんの会社が色々なエッセンスを作っていて、
素人には正直難しいです。
専門家に相談に乗ってもらいましょう。

問題点は、作用が不思議な感じがするからか、
取り扱う人はやたらとスピリチュアルな人が多いこと。

私は普通の人が見えるのと同じように、
この世ならぬものが見えるだけで、
特別スピリチュアルなことを普段意識していません。
そんな私でも、ちょっと引いてしまうくらいスピリチュアル的なところが多いです。
もちろんそうじゃないところもあります。

インターネットでメール相談などやっているところもあります。

いずれにしても「もちは餅屋」です。
専門家に相談してみましょう。

そして、心と体の両方に働きかけるものに、
「ホメオパシー」があります。

身体と心の中の不要なものを体の外に出して、
自然治癒力が最大限に働くようにする治療法で、
レメディと呼ばれる薬を表面にしみこませた砂糖玉を舌下で溶かしてとります。

風邪やインフルエンザ、腹痛、頭痛、打撲など、
急性症状は本当にあっという間に治ります。

ただし、症状にぴったり合うレメディを取ればの話です。
合うレメディを探すまでが大変です。

それはかなり勉強をしなければいけないので、
どうしても必要ならホメオパシーの専門家、
ホメオパスの治療を受けましょう。

私はほとんど人にホメオパシーを勧めません。
それは次の理由からです。

1、保険がきかないので高価
レメディ自体は安いですが、ホメオパスの治療を受けるとなると
私の場合2か月分ほどのレメディを含め1回につき2万円弱かかります。

2、ある程度は自分でも勉強する必要があるため、難しい
最低限その原理や作用、好転反応などについて学ぶ必要があります

3、バッシングを受けやすい
インチキだ、エセ科学だ、宗教だ、医療ネグレクトだとひどい言われ方をします

4、好転反応がきつい
私の場合、怒りの感情が噴出してコントロールがきかなくなったり、
咳が一か月半続いたり、下痢が半年続いたりと、悪いものが体から出るときは、
止めようがないですし、そうしないと治りませんが、きついです。

それでも私がホメオパシーの治療を続けるのは、
西洋医学の薬が飲めないというのだけではなく、
効果が高く、西洋医学で治せなかった病気や、
原因不明の病気を治してもらったからです。

またとても知的好奇心を掻き立てられます。
学べば学ぶほど面白いです。

私は札幌にある「ホメオパシーセンター札幌本部」で
相談会(病院でいう治療)を受けています。

身体編で依存症について触れましたが、
私はホメオパシーが依存症については一番効果があると思います。

ただし体に悪いものをため込んだ年数が長いと、
治療にも時間がかかります。
けれど、そのままだったら治らなかったかもしれない症状が、
治るかもしれないのです。

ダメ元で、と思う気持ちがあるなら、
チャレンジしてみてください。


以上、私の不眠症へのホリスティックケアの
ご案内はここまでです。

それぞれの治療法については
ご自分で納得いくまでお調べになることをお勧めします。

一番大事なのは「治そう」と思うこと。
そして実行することです。


あなたのお役にたてたならいいのですが・・・。
おやすみなさい。