HSPの皆様へ


「うつ病・恐怖症のホリスティック医療ケア」は
HSPやうつ病、何らかの恐怖症をお持ちの方々から相談を受ける中で、
感じたことをもとに書き始めました。

ブログ2013.4.26の記述にもある通りです。

この連載中強く思ったことがあります。

以前からHSPの能力は苦しいばかりではないと思っていましたが、
むしろ、必要で、自分を助けるためにあるのだと。

もちろん、不便と思えばいくらでも思い当たる節はあります。

けれど私はこの力に助けられました。
(「うつ病・恐怖症のホリスティック医療ケア 私の中への旅 雨の朝の光 2」2013.5.22参照)
それだけではなく、その後も自分の心に振り回されながらも、
様々なことを感じとる心があったからこそ、
何度も立ち上がることができました。

よく「メンタルが弱い」と言う言い方をします。
ちょっとしたことで泣いてしまったり、動揺したり。

でもそれは「心が弱い」と言うことではないと私は思います。

私はたぶん感受性が強い方だと思います。
けれど、心が弱いのだとしたら、
こんなに挫折だらけの人生を生き抜いてこられなかったでしょう。
(実は他にも色々波乱万丈だったのですが、
シャレにならないので書けません)

「感じやすい心を持っている」
と言うことは
「人間として弱い」と言うことではありません。

むしろその感受性を持ちながら生きていることで、
人間としての強さを証明しているのだと思います。


「過敏」と言うことは、「=弱い」ということではありません。
心が弱いわけではありません。

攻撃することで自分を守る必要はないのです。

また、必要以上に自分を卑下しなくていいのです。


私に相談してくださる方々はとても繊細で、
思いやりのある方ばかりです。
どうして「過敏さ」にそんなに悩まなければならないのだろうと
いつももどかしさを感じます。

もっと、人としてとても素敵な自分を見てほしい。
そう、強く思いました。

この連載を書きあげて一番初めに思ったのは、
このメッセージを書こうということでした。

私はアスペやHSPの二次障害と言える状態になりましたが、
でも、それを弱さだとは思えませんでした。
「自分、がんばったじゃん」と素直に思えました。


「過敏さ」は「弱さ」ではないし、
人として劣っているわけではありません。

それを、どうしても伝えたかったのです。